投資にはリスクがつきものです。

もちろん不動産投資にも初心者の方が陥ってしまいがちなポイントというのがあり、注意しないと思わぬ失敗を招いてしまう可能性があります。

しかし、それらのポイントに注意して未然に失敗を防ぐことで、初心者の方でも不動産投資をはじめからうまく軌道に乗せることができます。

これから不動産投資を始めようと思っている方は、今回ご紹介するポイントに気を、ぜひ参考にしてみてください!

初心者が不動産投資を始めるときに注意するべきポイントとは

それでは初心者が不動産投資を始めるときに注意するべきポイントについて、対策方法とともにご紹介していきます!

災害リスクに注意

株式投資に企業の経営破綻や上場廃止などによって資産価値が限りなく0になる危険性があるように、不動産投資にも大幅に資産価値が下がってしまう危険性があります。

そのひとつが自然災害です。

火災や地震などの自然災害により建物が損壊してしまうと、家賃収入が得られなくなるとともに資産価値が大きく下がってしまう可能性があります。

建物が老朽化しているもの、また木造であれば被害が大きくなる可能性も高くなるので注意が必要です。

災害リスクへの対策

こればかりは誰も予測できません。

しかし、地震保険や火災保険に加入することで対策することができます。

地震保険や火災保険に加入すれば、災害によって発生した修繕費を保険金で補うことができます。

もちろん建物が倒壊などしてしまった場合は立て直すまで家賃収入を得ることはできませんが、修繕費の負担を抑えられるだけでもメリットは大きいでしょう。

諸費用を理解する

不動産投資には購入する費用と、購入してから運営するための費用が必要です。

まず購入する際ですが、上記でご紹介した保険に加入するなら保険料、ローンを借りるならローン関係費、登記に関する費用、固定資産税などがかかります。

新築不動産の場合は不動産購入額の約4~5%、中古不動産の場合は約7~8%の諸費用がかると考えておきましょう。

次に運営するための費用、いわゆるランニングコストです。

ランニングコストにかかる費用は、固定資産税や管理会社への委託手数料、修繕費などです。

不動産投資の利益率にも大きく関係するものなので、いかに収益性を高められるかはこれらのランニングコストをどれだけ抑えられるかにかかっています。

また、年数が経つにつれて塗装が剥がれてきたり雨漏りがしたりと、気がついたら老朽化がひどく進んでいたということもありうるので、こまめに物件のメンテナンスをし、修繕費を積み立てておくことをおすすめします。

諸費用への対策

不動産投資は購入の際の費用だけではなく、運用費用も頭に入れて投資を行いましょう。

入居者が居る=経費がかかる、ということですので、計算に入れておきましょう。

空室リスクも計算しておく

不動産投資において常に隣り合わせにあるのが空室リスクです。

当たり前ですが、不動産投資では入居者がいないと家賃収入を得ることができません。

最近は少額の商品も出てきていますが、それでも不動産投資は多額の初期費用がかかることが多いので、金融機関の融資を受けることが一般的です。

そうなった場合、入居者がいなくなり家賃収入が0になれば、給料や貯金を切り崩して返済していくことになります。

また、外的な要因によって入居率が下がってしまうこともあります。

例えば、近くにマンションが建設されている、周辺の大学の生徒数減少や企業の経営悪化などによって廃止または移転されるなどが原因です。

空室リスクへの対策

空室リスクへの対策としては、現地調査が欠かせません。

不動産投資を行う予定の物件に実際に足を運び、物件だけでなく、周辺の様子を確認しておきましょう。

駅から近いか、物件の築年数、人口動態などの地域の情報をしっかり調査してから不動産投資を行うことで空室リスクを避けることにつながります。

物件のメンテナンスや清掃がきちんと行き届いているかも重要なチェックポイントです。

そういった意味では、管理会社の選定も空室リスクを抑えるための大きなカギとなります。

入居者を見つけるのが得意だったり、メンテナンスをこまめにしてくれたり、家賃滞納が出た場合の保証内容が充実しているなど、管理会社にも得意な分野があります。

しっかり物件の状況を踏まえて、管理会社のサービス内容や料金も比較しましょう。

流動性リスク

空室リスクなどによって不動産を手放したいと思っても、なかなか買い手が見つからないという流動性リスクにも気をつけなければいけません。

不動産投資のために購入した物件は買い手が見つからないと売却することができません。

そのため、すぐに現金化することができない可能性があることを覚えておきましょう。

不動産の売却には少なくとも3ヶ月かかると言われていて、希望の金額で売却したいがために交渉を続けるとなると長期化してしまうこともよくあります。

流動性リスクの対策

流動性リスクの対策としては、取引の数が多い地域、売却しやすい不動産を選ぶことです。

合わせて、売却時期などをあらかじめ考えておき、資金計画を作ることが大事です。

誰もがはじめは初心者!4つのポイントに注意しながら不動産投資を成功させましょう!

投資に限らず、誰でも最初は経験がなく、初心者から始まります。

とはいえ最初に大きな失敗をしてしまうとモチベーションを保つのが困難になったり、取り返しのつかない事態になったりすることもあります。

そのような結果にならないためにも、今回ご紹介した内容には気を付けて、初心者がやりがちな失敗ケースにハマってしまわないようにしましょう。

不動産投資に潜んでいるさまざまなリスクを理解して、不動産投資を成功させましょう!

また、初めての資産運用で失敗しないためのテクニックをご紹介している記事もございますので、ぜひ参考にしてみてください!

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