関西圏で不動産シェアリングを始める際、大阪を選ぶ方が多いのではないでしょうか?

不動産は地域によって特徴が異なります。

大阪で不動産シェアリングを始める場合には、大阪の特徴を理解しておけばより多くの利益を出すことにつながります。

そこで今回は大阪の不動産の特徴をご紹介するとともに、不動産シェアリングを活用しながら利益を出す方法についてまとめました。

大阪での不動産シェアリングをお考えの方はぜひ参考にしてみてください!

不動産シェアリングで利益を出すために知っておくべき大阪の3つの特徴

まず大阪の特徴についてご紹介していきます。

不動産投資において現地調査を行うことは効果的とされており、大阪で不動産シェアリングをするにはその土地の特徴を知っておくことが大切です。

梅田などの北側に産業が集中している

大阪には主に2つの経済圏が存在します。

まず1つ目は大阪駅や梅田駅がある北側のエリアで、そして2つ目が難波駅や道頓堀がある南側のエリアになります。

北側では、2013年にグランフロント大阪が開業し、人々の流れが多くなったのと、「うめきたプロジェクト」によって大阪駅周辺では再開発がおこなわれています。

また新大阪駅からのアクセスがしやすいため新幹線を利用するときも利便性が高く、通勤しやすいことも影響して南側よりも北側に企業などが集中しています。

そのため、大阪で不動産シェアリングを活用する場合は再開発などが行われている北側のエリアを選ぶと、需要が高いのでそれだけリスクも抑えることができます。

地価が上昇している

大阪府の地価の現状は、東京に比べると低くはなりますが、その分安い費用で土地を購入することができ、利回りも比較的高くなる可能性があります。

しかし東京より低いとは言っても、地価が上昇しているという特徴もあります。

東京でのオリンピック開催の余波が大阪まで波及しているということもありますが、大阪の場合はオリンピック後も2025年に大阪万博があり、それにともなう経済効果も見込まれます。

そのため、より長期的な地価の上昇が予想されます。

日本国内で見た時に人口が減少していくのはどこも同じなので、より将来性のある大阪で不動産シェアリングを活用したほうが、効率的に利益を上げることができる可能性も高くなります。

2015年から人口が減少している

上記でもすこし触れましたが、少子高齢化が進む中、大阪でも総人口が2015年から減少し続けています。

大阪府の将来推計人口によると、2020年から2040年にかけて約100万人もの人口が減少し、2040年には776万人なると予想されています。

2020年時点の地域別人口で見ると、以下のようになります。

大阪市地域 269万人
東部大阪地域 195万人
北大阪地域 180万人
泉州地域 171万人
南河内地域 59万人

参考:大阪府人口ビジョン策定後の人口動向等の整理|大阪府

大阪の地域別の人口からもわかるように、北部や東部の地域に人口が集中しています。

このような人口の傾向を踏まえて、不動産シェアリングを活用する場合はどのエリアで行うのかといった点も注意して投資するようにしましょう。

大阪の不動産シェアリングでより多くの利益を出す方法とは

次にこれまでにご紹介した大阪の特徴を踏まえ、大阪の不動産シェアリングでより多くの利益を出すためにはどのような方法・コツで運用すればいいのかについてご紹介します。

都心部を狙うべき

はじめのコツは、都心部を狙うべきです。

2025年の大阪万博開催や大阪駅周辺が再開発されていることによって、大阪の都心部にある物件の価格が上昇しています。

特に利回りを高く保ちたい方は、その周辺地域もおすすめです。

都心部への通勤・通学を考えると需要があり、大阪駅周辺の再開発の恩恵も十分に受けることができるでしょう。

人口で言うならば、

  • 北区
  • 中央区
  • 西区
  • 福島区
  • 浪速区
  • 天王寺区

の都心6区は人口増減がプラスになっているので、空室リスクを減らすことができます。

不動産シェアリングを始める場合は、将来推計人口も活用しながら今後も需要が見込まれる地域を選びましょう!

地域によるニーズの違いを把握するべき

2つ目のコツは、地域によるニーズの違いを把握しましょう。

単身者向けのワンルームやファミリー向けのマンションもしくは一戸建てなどに対するニーズは、地域によって異なってきます。

大学などが多くあり、若年層や学生がたくさんいる地域はワンルームや単身者向けの物件が最適であると考えられますし、一方で都心部周辺になると通勤・通学の利便性と子育てのしやすさなどからファミリー向けの物件が最適になると考えられます。

その地域にはどの年代の人が一番多くて、転入者で一番多いのは〇〇歳くらいの人で、転出者で多いのは△△歳くらいの人、といった特徴を把握するのが安定して収益を得るために重要です。

しっかりと地域による物件のニーズの違いを把握して不動産シェアリングをはじめましょう!

大阪の不動産シェアリングで利益を出すためにしっかりと地域の分析を!

今回は不動産シェアリングを始める上で、大阪の特徴と大阪の不動産シェアリングで利益を出す方法についてご紹介しました。

関西エリアの中でも開発が進み、今後の期待が高まるのが大阪です。

しかし、大阪に限らず不動産投資を行う際はしっかりと地域の情報を集めて分析をすることが重要で、これを怠ると効率的に利益を出すことができなくなります。

大阪エリアのリスクに気をつけながら不動産シェアリングを活用して利益を出していきましょう!

大阪で不動産投資を始めることをおすすめする理由についてもご紹介しています。

以下の記事にも不動産ファンドのメリットや注意点に関してまとめていますのでぜひご一読ください。

不動産ファンドの仕組みって?メリットやデメリットを理解しよう!