不動産投資だけではなくて、あらゆる投資に対してせっかくするのであれば利益を出したい、失敗したくないと思うものです。

ただ、初心者であればどのように行動することで成功率が上がるのかなどはよくわからないという人も多いですし、コツをつかむまでにはなかなか時間もかかります。

多くの人が手軽にできて、そこまで大きなリスクを背負うこともないため、不動産投資はそんなに入念な計画を立てる必要もないのでは?と思うかもしれませんが、きちんと成功率を上げるポイントを理解しておかなくてはいけません。

そこで、不動産投資の成功率を上げるためにはどうしたらいいのかをご紹介していくので、参考にしてください。

不動産投資額と家賃収入のシミュレーションをたてる

不動産投資をする際、何も考えずに不動産物件を購入する人はいません。

きちんと不動産会社から説明を受けたり、相談をしたりして購入する物件を選びます。

その時、考えておかなくてはいけないことは不動産投資額と見込める家賃収入はどうなりそうか?ということです。

多くの場合、不動産物件の広告には利回りについて記載されていることがほとんどなのですが、広告に記載されている利回りは年間の想定賃料収入を物件価格で単純に割ったダケの利回りなので、諸費用に関しては一切考慮されていません。

広告の数値だけで「きっと成功する!」と思って購入することは、非常にリスクが高いことだといえます。

不動産投資をする上で重要なことは、諸費用や修繕費などを考慮した上で、実際どれくらいの利回りがあるのかということをきちんと考えることです。

その上で、どれくらいのキャッシュフローを見込めるのかシミュレーションを立てることがとても重要なことだといえます。

物事を始める時には、将来に対してのシミュレーションをしっかりし、将来的にどんなリスクがあるのか、どれくらいプラスになるのかを考えた上で、不動産物件を購入することが不動産投資の成功率を上げる見極めになります。

当然、投資なのでシミュレーション通りになるかどうかという保証はどこにもありません。

しかし、さまざまな視点でシミュレーションすることによって想定外のことに対しても冷静に対処できるのです。

また、こうしたシミュレーションをしておくと、適宜状況を見直せて、ローン返済期間を短縮させることも可能になります。

空室リスクを回避するための対策を考える

不動産投資をする上で、成功したと言える状況は収益が入ってくるということだと意識する人が多いでしょう。

もちろん、収益があるからこそ資産が増えて、不動産投資が成功したと明確に感じる瞬間だと思います。

ですが、収益を得るために大事なことは、とにかく空室を作らないことです。

家賃収入は、ただ黙っていても手に入ることではありませんし、何もしないまま収入は入ることはありません。

そのため、空室をいかに作らないかということを考えなくてはいけないのです。

一般的に、不動産投資を行う時に最もリスクを感じるのは、空室が出ていつまでも埋まらないことです。

空室状態が続けば、維持費は必要になるのに収入が入ってこないので資産運用が失敗しかけていることがわかります。

逆にいえば、空室がなく入居率がよければ安定した収入を得ることが可能です。

では、どのように空室リスクを回避するのかというと物件購入の際に立地条件や周辺環境が整っている必要があります。

立地条件はそのままの意味で、駅から徒歩圏内なのかどうなのか、という部分です。

単身世帯でも家族世帯でも、働いている人が住む場合あまりにも駅から遠い場所の物件だと通勤が難しくて入居したがりません。

また、物件の周辺にスーパーやコンビニ、外食ができる場所や銀行があるかどうかということも入居者側は意識して部屋探しをするので、こういった点で購入物件が部屋探しをしている人によって魅力的なのかどうかが空室のリスクを回避するポイントになります。

空室が怖いからと無むやみに家賃を安くしてしまうというのも収益を減らしてしまう理由となるので、安易に行うことはやめましょう。

最初の物件選びが不動産投資を成功させるか失敗させるかの分かれ目になります。

滞納に管理会社を利用することも視野に

不動産投資を行っている人の場合、収益をあげたいからと必死に空室対策をして、どうにか空室ゼロの状態を作ろうとします。

これは非常に重要なポイントであり、空室がなければそれだけ収益を上げることは可能です。

しかし、そこで考えておかなくてはいけないことは、入居者が家賃を滞納することだといえます。

どれだけ部屋が埋まっていたとしても、結局家賃を回収できなければ収益にはなりません。

しかし自分で家賃回収を行うことは限界があります。

なぜなら、一般的な「給料が遅れて払えなかった」、「いつまでに支払える」という会話ができれば良いですが、威圧的な態度を取ってきたり、病気になってどうしようもなくなった人などどうすればいいのかわかりません。

そこで、もしも家賃滞納が生じた時にどうするのかということはきちんと視野に入れておかなくてはいけません。

例えば、家賃の保証会社を利用したり、連帯保証人を絶対につけるなど対策はいろいろありますが、管理会社を利用することも1つの手です。

管理会社を利用する場合は管理料を支払う必要はありますが、家賃回収を行ってもらえる他にも入居者からのクレーム対応、物件管理を任せられるので、自分で行動する必要がないこともメリットです。

家賃滞納はあまり考えたくないことですが、もしものことを考えておくことは不動産投資を成功させる大きなポイントだといえます。

まとめ

不動産投資の成功率を上げるにはどうすればいいのかということをお伝えしました。

動産投資を成功させるためには、空室リスクを避けることと、万が一家賃滞納が起きた場合の準備です。

考えられるリスクをきちんと考慮して、安定した収益を目指すことが不動産投資を成功させるポイントだといえます。

そもそも不動産投資は成功しやすい投資方法だと考えられていて、非常に人気がある投資方法なので、無理せずゆっくりと計画を立てて対応していきましょう。