不動産投資の案内を持つ人

リスクを抑えて不動産投資を始めたい。

不動産投資に興味がある方で、このようにお考えの方は多いのではないでしょうか?

今回は、リスクを抑えて資産運用をするための不動産投資法を4つ解説します。

資産運用初心者にもおすすめ!少額での不動産投資法を4つご紹介!

少子高齢化社会が進む中、日本では、現役世代の年金受給額が減少する年金問題が危惧されています。

そのため、現役世代の方が将来のことを考えるのであれば、早い時期から資産運用を始めることが肝心です。

ここからは、資産運用初心者の方でも始めやすい以下4つの少額不動産投資法をご紹介します。

  • 不動産クラウドファンディング
  • 不動産投資信託(REIT)
  • 不動産小口化商品
  • 実物不動産投資

少額不動産投資1. 不動産クラウドファンディング

少額で始められる不動産投資法の一つ目は、不動産クラウドファンディングです。

不動産クラウドファンディングは、事業者が一般投資家からの資金をインターネットを通じて募り、集まった資金を元手に特定の不動産の取得や運用を行うという投資です。

現物投資と比べると、大きなリターンが望めるレバレッジ効果(※)は薄くなりますが、不動産の運用作業などを全て事業者が行うため、手間や費用をかけずに分配金のみを安定して受け取れるという特徴があります。

最低投資金額は1万円前後からとなっており、運用期間も3ヶ月から数年に及ぶものまで数多くラインナップされていますので、資産運用初心者の方でも始めやすい少額不動産投資と言えます。

ただし、デメリットとして、運用期間中の解約は原則できないと定められていることが多いため、容易に現金化をすることはできません。

※不動産投資のレバレッジ効果については、こちらの記事で解説していますので、併せてご参照ください。

【初心者必見】知っておくべき不動産投資のレバレッジ効果とは?

少額不動産投資2. 不動産投資信託(REIT)

少額で始められる不動産投資法の二つ目は、不動産投資信託(REIT)です。

不動産投資信託(REIT)は、一般投資家から資金を募り、集まった資金でオフィスビルやマンションなどの複数の不動産取得や運用を行うという投資です。

不動産クラウドファンディングとの大きな違いには、証券市場での売買が可能かどうかという点があり、証券市場で売買ができる不動産投資信託(REIT)は商品価格が変動しやすいという特徴があります。

そのため、購入時よりも高い価格で売却ができれば、分配金以上の利益を得ることも可能です。

不動産クラウドファンディングと同様、1万円程度からの投資が可能ですが、価格が変動する分、値下がりのリスクも生じるため、不動産クラウドファンディングと比べると、少々リスクの高い不動産投資法となります。

不動産投資信託(REIT)について詳しく知りたい方は、こちらの記事をご参照ください。

不動産投資ってどんなもの?初心者が成功するのに必要なこととは

少額不動産投資3. 不動産小口化商品

少額で始められる不動産投資法の三つ目は、不動産小口化商品です。

不動産小口化商品は、数万円から100万円程度に小口化された特定の不動産を一般投資家が購入し、賃料や売却益などを分配金として受け取る投資法です。

特徴としては、任意組合型という種類で投資をすれば、不動産クラウドファンディングと不動産投資信託とは異なり、実際に不動産を所有できるという点があげられ、不動産所有者となるため、事業者に任せきりになるのではなく自身での不動産運用が可能になります

また、複数の不動産に資金を分散させるのではなく、特定の一つの不動産に投資をする方法なので、投資先不動産の運用成績次第で、分配金や売却益が大きく変動しやすく、不動産クラウドファンディングや不動産投資信託と比べるとリスクとリターンが高めの不動産投資法と言えます。

少額不動産投資4. 実物不動産投資

少額で始められる不動産投資法の四つ目は、安価な物件に投資をする実物不動産投資です。

実物不動産投資とは、一般的に想像しやすい不動産投資のことで、一般投資家がマンションやアパートを購入し、賃貸経営をするというものです。

多くの不動産は数千万円以上するため、初心者が購入することは難しいですが、ワンルームマンションや古い賃貸物件などであれば、自己資金100万円程度で購入できる不動産も存在します。

不動産を所有することで、賃貸収入は全て受け取ることができ、上述3つよりも高い運用益を得られる可能性がある反面、入居者が決まらなければ賃貸収入を得られずに、収入がゼロになる可能性もあるのが実物不動産投資の特徴です。

家のミニチュアと電卓

少額から不動産投資を始めて、老後資金を準備しよう

不動産クラウドファンディングや不動産投資信託(REIT)のように、1万円程度から不動産投資をすることができる商品もあります。

少額でも不動産投資を始めることで、将来必要となる資金を貯めること、増やすことにも繋がります。

今回の記事を参考にして、ご自身に合う少額不動産投資法で、資産運用を始めてみてはいかがでしょうか。

不動産投資信託(REIT)や不動産小口化商品などの不動産ファンドを購入する際は、こちらの記事も参考にしてみてください。

【不動産ファンドの選び方】初めての人にもわかりやすく解説