不動産投資は100万円から始められるのかどうか、疑問に思ったことはありませんか?

結論から言うと、不動産投資は100万円からでも始めることができます。

ただし、不動産投資を少額で始める方法はいくつかあり、それぞれに良い点と注意点があるのでそれぞれを理解が必要です。

そこで少額で不動産投資を始めたいと思っている方にとってどの方法が自分に向いているのかをわかりやすく解説していきます。

早いうちから不動産投資を始めたいと感じている人はぜひ参考にしてください。

現物不動産に投資するなら不動産投資ローンを活用するのがおすすめ

はじめに、100万円で不動産投資をする場合は100万円の不動産を購入するのではなく、不動産ローンを組むことをおすすめします。

なぜなら、レバレッジ効果が大きいからです。

レバレッジとはテコの原理を意味しており、小さい力で大きな効果を生み出すことを表しています。

つまり、自己資金が少なくても融資を借りて投資額を増やした上で不動産投資をしたほうが、融資の利息分を差し引いたとしても手元に残る収益が大きくなることがあります。

ローンに通りやすい人の特徴

  • 公務員やサラリーマン
  • 年収500万円以上
  • 勤続年数が一定以上

細かい数字等の条件は金融機関によって変わってきますが、大まかに言うと「毎月安定した収入があって、収益性の高い物件を購入し、信用がある」という特徴の人がローンに通りやすい傾向にあります。

なのでこの条件に当てはまるという方は不動産ローンを組んで以下でご紹介する不動産投資に挑戦してみましょう。

100万円からでも不動産投資は始められる!その方法とは

100万円から不動産投資を始める方法は以下の3つがあります!

  • 中古区分マンションへの投資
  • 新築区分マンションへの投資
  • 不動産投資信託を活用

これら3つにはそれぞれメリット・デメリットがありますので、それぞれの特徴とともにご紹介していきます。

中古区分マンションへの投資

100万円から不動産投資を始める1つ目の方法は中古区分マンションへの投資であり、中古区分マンションへの不動産投資には以下のような特徴があります。

メリット
  • 物件価格が安いため、利回りが高くなる
  • 過去のデータがあるので不動産購入後の収益を予想しやすい
デメリット
  • 修繕費がかかる可能性がある
  • 瑕疵担保責任の期間が2年しかないので、それ以降に見つかった不具合は自分で対処しなければいけない

中古区分マンションへの不動産投資は物件価格が安いので取得しやすいのですが、経年劣化による修繕費の増加や家賃下落のリスクがあります。

過去の実績を見たり専門家に相談したりするなどして、どれくらいの費用が購入後に必要になりそうかを確かめながら不動産を選ぶようにしましょう。

新築区分マンションへの投資

100万円から不動産投資を始める2つ目の方法は新築区分マンションへの投資であり、新築区分マンションへの不動産投資には以下のような特徴があります。

メリット
  • 融資の審査が通りやすい
  • 修繕費などをおさえられる
  • 瑕疵担保責任の期間が10年ある
デメリット
  • 資産価値の下落幅が大きい
  • 物件価格が高いため、利回りが低くなる

新築区分マンションへの不動産投資は過去のデータがないのでシミュレーションがしづらく、物件の選定が非常に重要になってきます。

また新築物件は入居者が住んだ時点で中古になってしまうので、物件がまだ新しくても3割ほど価値が下がってしまうこともあります。

この点が許容できる方には、新築区分マンションは長期投資に向いているのでおすすめです。

REIT(不動産投資信託)

100万円から不動産投資を始める3つ目の方法はREIT(不動産投資信託)を活用することです。

日本のREITはJ-REITと呼ばれ、複数の投資家から資金を集め、その資金で不動産を購入し、そこから得られた収益を投資家に分配するという仕組みをとっています。

そのため、現物不動産への投資という形ではなく、株式投資のように投資家から集めたお金で不動産投資のプロである投資法人が運用するという形です。

なので、1人ではなかなか手を出せないような何億円もする不動産も、REITなら投資することができるようになります。

REITのメリット・デメリット

メリット
  • 流動性が高い
  • 分散投資ができる
  • 少額で投資が可能
デメリット
  • 現物不動産より収益が少ない
  • 不動産の所有権がない
  • レバレッジ効果を活用できない

REITのメリット・デメリットは上記のような点がそれぞれあげられます。

株式投資のような形で投資をすることができるので、流動性が高く売買しやすいという特徴があり、また最低数万円という少額から投資ができるので、いくつかの銘柄に分散投資をすることができます。

一方で、現物不動産への投資よりも収益が少ない傾向にあり、不動産そのものの所有権がない、そして融資を受けることができないのでレバレッジ効果を活用することができないというデメリットがあります。

手軽に不動産投資を始めたい方、初心者の方におすすめ

REITは、中古区分マンションや新築区分マンションなどのような現物不動産への投資よりも手軽に始めることができます。

また、一番価格の低い銘柄で約14,130円(12月11日現在)となっており、いくつかの銘柄に分けて投資もすることも可能なので、リスクを避けて分散投資したい方にもおすすめです。

現物不動産は物件の選定が購入後の収益に大きく影響するので、まだ不動産投資の経験があまりない初心者の方などは少額で不動産投資ができるREITを選んでみてはいかがでしょうか。

100万円でも不動産投資はできる!自分に合った方法で少額からコツコツと

100万円から不動産投資をはじめる方法について解説しました。

今回ご紹介した3つにはそれぞれに良い点がありますが、一方でそれぞれに注意するべき点もあります。

早いうちから不動産投資を始めたいと感じるあまり、手段を選ばずに進めてしまうとせっかく準備した財産が減少してしまう可能性が高くなります。

ぜひ今回の内容を参考に、100万円という少額で始められる不動産投資について比較しながら、自分に合った方法で不動産投資を始めていきましょう。

【初心者必見】少額で始める不動産ファンドの基礎について徹底解説