これから資産運用を始めようと考える中で、不動産投資と株式投資のどちらで資産運用を始めようかという比較をする方も多いのではないでしょうか?

不動産投資と株式投資ではリスクをはじめ、運用の仕方、特徴、長所・短所などがそれぞれ異なります。

不動産投資と株式投資のそれぞれのメリット・デメリットを理解して資産運用を始めないと、着実に資産を増やすことができず、むしろ損失が発生する可能性もあります。

そこで今回は、不動産投資と株式投資でどんな違いがあるのか比較してみたので、不動産投資か株式投資のどちらで資産運用しようか迷っている方はぜひ参考にしてみてください。

株式投資よりも安定?不動産投資で資産運用するときのメリット・デメリットとは

まずは不動産投資での資産運用についてご紹介していきます。

不動産投資はミドルリスク・ミドルリターンの資産運用で、物件を保有することで家賃収入を得られる運用益と、物件を売却することによって差益を得られる売却益により収益を得ることができます。

では、不動産投資の長所・短所について解説していきます。

不動産投資で資産運用をするメリット

  1. 毎月安定した収入が得られて、資産価値を維持しやすい
  2. レバレッジを効かせられる
  3. 節税効果

はじめに不動産投資の最大の長所は毎月安定した家賃収入が手に入り、資産価値も維持しやすいところです。

不動産の場合、物件の価値が大きく変動することはほとんどなく、入居者を確保できれば毎月収入が得られるので利回りも安定しています。

また、物件を購入し不動産投資を行う際、一般的にはローンを借りて運用します。

なので、自己資金以上の投資が可能であり、その分リターンも大きくすることができます。

そして、不動産所得から必要経費を差し引いて赤字になれば所得税や住民税を節税することができ、さらには相続する場合にも、不動産は実際の取引価格よりも低く評価されるので、その分の相続税を節税できるという特徴もあります。

不動産投資で資産運用をするデメリット

  1. 流動性が低い
  2. 物件の管理・運営の費用がかかる

不動産投資は物件を取得するまで、あるいは物件を売却するときも同様に一定の期間を要するのですぐに換金することができません。

そして、入居率を最大にするためには物件の運営や管理が重要ですが、自分でするとなると手間がかかりますし、管理会社に委託するとなるとさらに費用がかかってきます。

固定資産税や修繕費などもかかってきますので、株式投資と比較すると費用が多くなります。

不動産投資よりも分散投資しやすい?株式投資で資産運用するときのメリット・デメリットとは

次に、株式投資での資産運用についてご紹介していきます。

株式投資はハイリスク・ハイリターンな資産運用で、経済や政治の影響を大きく受けるため日本や世界の情勢に目を向け、情報収集していくことが重要になってきます。

では、株式投資の長所・短所について解説していきます。

株式投資で資産運用するときのメリット

  1. 流動性が高い
  2. 大きな利益を得られることも
  3. 分散投資が可能

株式投資は、不動産投資とは対照的に、証券口座を開設し口座に入金すればすぐに始められますし、換金性にも優れているのですぐに現金化することもできます。

また価格変動が大きいので、一攫千金の可能性もあります。

そして、銘柄によっては数千円程度からの投資も可能なので、分散投資をしてリスクを抑えることができるという特徴があります。

株式投資で資産運用するときのデメリット

  1. 自己資金での投資
  2. 価格変動が大きい

株式投資の場合、金融機関から融資を受けて資産運用をすることができないので自己資金での投資となり、その分リターンも少なくなります。

また、先述したように価格変動が大きいので一攫千金の可能性もありますが、元本割れのリスクもあります。

さらには、値動きが気になって他の作業に支障をきたすこともありますので、資産運用に十分な時間を割けないと安定して収益を得ることは厳しいかもしれません。

長期で資産運用したい方は不動産投資、短期で資産運用したい方は株式投資がおすすめ

不動産投資はミドルリスク・ロングリターンの資産運用とも言われることがあるように、老後の生活費や将来の子供の教育費などを見据えて、長期的に運用できる人が向いています。

また、不動産投資は物件の運営や管理を管理会社に委託することができるため、仕事が忙しくて資産運用にはあまり時間を割けない方などにもおすすめです。

一方、株式投資は流動性が高く換金性に優れていることから短期的に資産運用したい方が向いています。

さらに安いものだと数千円から始めることができるため、少額でもすぐに資産運用を始めたいという方や資産運用に充分な時間を割ける方などにもおすすめです。

不動産投資のデメリットを解消!小口の不動産投資もチェック

小口の不動産投資であれば少額で投資を始めることができるので分散投資をすることができ、さらには物件の運営・管理を不動産投資のプロである事業者が行ってくれるので手間も省くことができます。

また、物件の所有権を持たずに資産運用できるものもありますので、現時点で不動産投資と株式投資のどちらにしようか迷われている方などは特におすすめです!

小口の不動産投資について詳しく知りたい方はぜひこちらの記事も参考にしてみてください!

初心者投資家でも安心して始められる「不動産ファンド」の内容とは

不動産投資と株式投資のメリット・デメリットを比較して投資目的や性格に合った資産運用をしましょう!

今回は、不動産投資と株式投資での資産運用についてそれぞれの特徴や長所・短所を比較してみました。

不動産投資と株式投資でどちらの資産運用方法が優れているということは言い切れませんが、それぞれ特性が違うので投資する皆さんにとってどちらが適しているかということは判断することができます。

”自分の性格に合っている”、”自分の投資目的に合っている”方を選択して資産運用を行っていきましょう。

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