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新築マンションよりも手に入れやすく、戸数も多いので中古マンションはいつの時代も人気です。
しかし、基本的に中古マンションは新築マンションよりも少し劣る、というイメージから資産価値があまりないのではないかと思われていますが、実際は中古マンションの資産価値というのは管理の良し悪しや、場所によって大きく左右されます。
そこで、中古マンションの資産価値を左右するポイントをご紹介しますので、参考にしてみてください。
圧倒的に立地力
中古マンションの購入を検討している人の多くが、比較的高額な中古マンションを買っておけば問題ないのではないかと思っているかもしれません。
高額な中古マンションはそれなりの価値があると思われているので、資産価値としても高いとイメージされますが、実はそういうわけではありません。
資産価値を最も大きく左右するのは、立地力です。
立地が良いともともと持つ中古マンションの資産価値が下がりにくく、非常に重要な部分だといえます。
立地力というのは、そこに住むことによって得られる便利さや将来性に対しての評価です。
わかりやすいのが、交通が便利かどうかです。
賃貸物件においても、「最寄駅から徒歩20分」よりも「最寄駅から徒歩5分」の方が人気ですし、地下鉄やJRそれぞれどちらも近い方がより人気です。
中古マンションで資産価値を維持させようと思ったら、駅から近くて交通の便が良いことは必須項目だと思ってください。
特に都心で時々ある駅直結マンションなどは資産価値がほとんど落ちないとまでいわれているので、駅から近いということは非常に大きなポイントです。
また、1人暮らしでもファミリー世帯でも、生活の便利さは暮らす上で必要不可欠だといえます。
食事ができる場所がマンションの近くにない、銀行や郵便局など一般的に市民が良く利用するような施設が近くにないという中古マンションは、資産価値が下がりやすいのです。
逆に学校や病院、ショッピングモールなどが近くにあればそれだけ資産価値は最初から高いため、維持しやすいといえます。
そして、中古マンションを購入するときに、便利さのほかに大事な将来性についていえば、その地域が将来的に発展し、駅周辺にスーパーや病院、公園など地域として人々が活性化するよう成長できるのかということは資産価値を左右します。
地域の元気がなく、閑散とした街には誰も暮らしたくはありません。
誰もが住みたいと思えるような地域の中古マンションが資産価値を左右するポイントです。
その街のブランド力
街の持つブランド力というのは人々の印象に深く刻まれるため、中古マンションを購入する際には非常に重要です。
ブランド力とは何かというと、市民からのイメージが良くて人気の街であることだといえます。
例えば、そもそも高級住宅街として人気の街だったり、景観が美しく多くの人が住みたいという街はたくさんあります。
人気エリアはそもそもがネームバリューがありブランド力が高いといえますが、これから発展するかもしれないと注目される街もブランド力は高いといえます。
人気エリアや再開発が行われているなどブランド力が高そうな街の中古マンションであれば、資産価値は下がりにくく、状況によっては逆に資産価値が上昇するような可能性もあり得ます。
ただ、街のブランド力のことだけを考えてしまうと最初の費用負担が膨大なものになってしまうかもしれませんので、予算と住みたい地域の平均価格を検討しながら決めるようにしましょう。
また、ブランド力が高かったとしても1人暮らしの人に人気のエリアと、ファミリー世帯に人気のエリアは全く違います。
なぜなら、1人暮らしの人は生活の便利さだけを求めることがほとんどですが、ファミリー世帯になると生活の便利さに加えて、子育ての環境が整っているのかという点も気になりますし、中古マンション周辺にパチンコ屋などがない方がいいなどいろんな面でシビアにならなくてはいけません。
一般的に中古マンションを購入するのはファミリー世帯なので、街のブランド力は資産価値にも影響がありますし、暮らしにも影響を与えると覚えておいてください。
物件自体のブランド力はゼネコンやデベロッパーの実績や信頼性もポイント
中古マンションの資産価値を下げないために必要なことは、管理体制をしっかりとすることです。
街や周辺施設などの外的要因でも確かに資産価値は左右されます。
ですが、どれだけ立地力やブランド力が高かったとしても、物件自体のブランド力が低く古くて劣化しているような中古マンションだと資産価値は下がる一方です。
そこで、必要なことはきちんと中古マンション購入前に管理がきちんとされている物件なのかを把握することです。
この考え方は、物件自体のブランド力を上げるために必要なもので、資産価値を下げないためにしっかりとした管理体制の物件を購入することは大前提です。
どのような点に気をつけたらいいのかというと、ゼネコンやデベロッパーが信頼できる会社を利用しているのか、実績のある信頼性が高い会社なのかをよくよく把握しましょう。
デベロッパーがしっかりした企業であれば、中古マンション自体が洗練されたデザインや部屋の広さになりますし、それらを形にするゼネコンも大手企業が対応してくれているのであれば、基本的に物件の仕上がりも満足いくものであることがほとんどです。
そのめ、資産価値として見たときにゼネコンやデベロッパーがどれだけ信頼できる会社なのか、どれだけ多くの経験を持っているかも中古マンションの資産価値を左右する大きなポイントだといえます。
一般的に建築というのは非常に複雑で、ただ図面を立てて作るだけ!というわけではありません。
それだけしっかりと専門性もあって、実績もある会社が物件を建設したとなれば、その分中古マンションのブランド力は高くなり、年数が経っても資産価値は低くなりにくいのです。
まとめ
中古マンションの資産価値を左右するポイントをご紹介しました。
一般的に賃貸物件を探すときと同様に、自分達が生活しやすい環境の中にあるのか、通勤がしやすい駅から近いのかということは非常に重要なポイントだといえます。
また、物件自体を大手企業が建設したとなればその分物件に対しての信頼感が高まるので、資産価値がきちんとつき、資産価値が低くなりにくいのでよく検討してから中古マンションは購入しましょう。